屋根修理 2024.12.28
瓦屋根からの雨漏り対策 ~カバー工法と板金葺き替えの選び方~ コラム
雨漏りは建物に大きなダメージを与えるだけでなく、住まいの快適さを損なう原因となります。特に瓦屋根は耐久性に優れていますが、年数の経過や強風、地震などによる影響でひび割れやズレが生じ、雨漏りのリスクが高まることがあります。
今回は、瓦屋根の雨漏り対策として人気の「カバー工法」と「板金葺き替え」についてご紹介します。
瓦屋根の雨漏りが起きる原因
瓦屋根の雨漏りは、以下のような要因で発生することが多いです:
• 瓦のひび割れや欠損
• 強風や地震による瓦のズレ
• 漆喰の劣化
• 屋根下地(防水シートや木材)の老朽化
これらの問題を放置すると、建物内部の腐食やシロアリ被害など、修理費用がさらに膨らむ可能性があります。
雨漏り対策1:カバー工法
カバー工法は、既存の瓦を撤去せず、その上に新しい屋根材(主にガルバリウム鋼板など)を重ねる工法です。
メリット
1. コストを抑えられる
既存の瓦を撤去しないため、廃材処分費用や撤去作業費が削減できます。
2. 工期が短い
瓦撤去の工程がないため、工事期間が比較的短くなります。
3. 断熱効果の向上
既存の瓦と新しい屋根材の間に空気層ができるため、断熱効果が期待できます。
デメリット
• 重量増加
既存の瓦の上に新しい屋根材を重ねるため、建物の構造がその重量に耐えられるか確認が必要です。
• 元の屋根の状態による制限
既存の瓦屋根が大きく損傷している場合は適用できません。
雨漏り対策2:板金葺き替え
板金葺き替えは、瓦を完全に撤去し、屋根全体を軽量な金属屋根(主にガルバリウム鋼板など)に交換する工法です。
メリット
1. 建物の軽量化
瓦に比べて板金は非常に軽いため、建物全体の耐震性が向上します。
2. 高い防水性
板金は1枚で大きな面積をカバーできるため、隙間が少なく雨漏りのリスクが低下します。
3. 長寿命
ガルバリウム鋼板などの高品質な金属屋根は、耐久性が高く、適切なメンテナンスで30~50年の寿命が期待できます。
デメリット
• 初期費用が高め
瓦の撤去費用が発生するため、カバー工法よりも初期コストが高くなる場合があります。
• 遮音・断熱対策が必要
板金は薄いため、断熱材や遮音材の施工が必要です。
カバー工法と板金葺き替えの選び方
• カバー工法が適している場合
瓦屋根の状態が比較的良好で、大きな劣化がない場合。コストを抑えたい方におすすめです。
• 板金葺き替えが適している場合
瓦屋根が大きく損傷している、または築年数が古く、建物全体の耐久性を高めたい場合に適しています。
まとめ
瓦屋根からの雨漏りは、放置すると建物全体の寿命を縮める原因となります。
カバー工法と板金葺き替えのどちらを選ぶかは、屋根の状態や予算、今後のメンテナンス計画によって異なります。雨漏りや屋根の劣化が気になる方は、まずは専門業者に相談し、適切な施工方法を選びましょう。
当社では、現地調査やお見積りを無料で承っております。お気軽にお問い合わせください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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