塗料には、色以外にも様々な種類や特長がありますが、艶にも種類があります。

今回は、外壁塗装における艶の種類や、それぞれのメリット・デメリット、さらに耐久性やコスト面について詳しく解説致します。

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艶あり塗料とは？

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艶あり塗料は、仕上がりに光沢があり、表面がピカピカと光るのが特徴です。

艶があることで塗膜が厚く見え、美観が高まります。

また、艶があることで汚れが付きにくく、掃除がしやすいのも利点です。

耐候性が高く、長持ちしやすい

光が反射しやすいので、環境によっては眩しいと感じることもある

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艶なし塗料とは？

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艶なし塗料（マット仕上げ）は、塗装面に光沢がなく、落ち着いた雰囲気を作り出します。

ナチュラルで柔らかい印象を与えるため、モダンや伝統的な住宅に適しています。

建物の細かいディテールが目立ちやすい

耐久性が艶あり塗料に比べて劣ることがある

艶の度合いは、実は段階的に分類されています。

一般的に、塗料の艶の種類は以下のように5段階で分けられています。

1. 艶ありの度合いの分類

【艶あり（フルグロス）】

完全に光沢があり、ピカピカと輝く仕上がりです。光を強く反射し、非常に華やかな外観になります。

【7分艶（セミグロス）】

少し控えめな艶で、光沢がありながらも自然な見た目です。

艶あり塗料よりも落ち着いた印象ですが、まだ輝きを感じられます。

【5分艶（ハーフグロス）】

艶とマットの中間的な仕上がりです。

控えめな光沢で、どんな家にも合わせやすいバランスの取れた外観が特徴です。

【3分艶（マットグロス）】

ほとんど艶がなく、ややマットに近い仕上がりです。

ナチュラルで落ち着いた雰囲気が好まれる場合に選ばれます。

【艶なし（マット）】

全く光沢がなく、完全にマットな仕上がりです。

自然でシンプルな印象を与え、控えめな外観を好む方に人気です。

２. どちらが一般的なの？

お客様の好みの問題もございますが、実際の現場で良く使われているのは、艶有りの塗料です。

艶は徐々に落ち落ち着いてくることや、耐久性等を考慮すると艶有りを選ぶ方が多いようです。

一般的に、5分艶（ハーフグロス）や7分艶（セミグロス）が選ばれやすいです。

これらは艶がありつつも、光の反射が強すぎず、住宅街などでも自然に溶け込むバランスの良さが特徴です。

また、外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料は、多くの塗料が「艶あり」で作られています。

ですが、艶なしもナチュラル志向の方に人気があり、特に木造住宅や古風なデザインの家などでは好まれる傾向にあります。

３. コストパフォーマンスと耐久性

艶の度合いが変わると、コストや耐久性にも影響があります。

【コストパフォーマンス】

艶ありの方がコスパは高いことが多いです。

艶あり塗料は汚れが付きにくく、メンテナンスの頻度が減るため、長期的なコストを考えるとお得です。

艶なし塗料は比較的安価で、塗料自体の価格も低めですが、汚れが付きやすいため、掃除やメンテナンスのコストが高くなることがあります。

【耐久性】

外壁塗装の塗料では「艶なし」よりも「艶あり」の方が耐用年数が長いと言われています。

艶があるということは、表面が平らで滑らかであり、砂ホコリや排ガスなどの物質が付着しにくいため、汚れも溜まりにくくなり、塗膜の寿命も長くなります。

何も混ぜていない純粋な塗料であれば元々の耐久性を発揮します。

ですが、そこに艶を消すための薬剤を混ぜたことで、全体的に塗料としての耐久性は通常よりも劣ってしまうのです。

そのため、耐久性のみを考慮するのであれば、艶なしよりも艶ありがオススメです。

ですが、現代の塗料は年々進化してますので、艶消し塗料でも耐用年数が比較的長くなってきています。

艶消しは、マットな仕上がりに見えることや、モルタル等の外壁と相性が良いのが特徴です。

経年劣化しても元々艶がないので美観があまり変わらないです。

４. 艶の寿命の一般的な目安

塗料の「艶」の寿命、つまり光沢がどのくらい長持ちするかは、塗料の種類や環境によって異なりますが、一般的な目安があります。

【艶あり塗料の場合】

最初の3～5年程度は光沢を保ちやすいです。

その後、徐々に艶が薄れていくことが一般的です。10年経過すると、艶はほとんど消えてしまうこともあります。

【艶なし塗料やマット塗料の場合】

そもそも艶がないため、艶の変化という点では影響は少ないですが、塗膜の劣化による色あせやチョーキング現象（表面が白っぽく粉状になる現象）が見られることがあります。

艶あり塗料は3～5年は光沢を維持することが多く、その後徐々に薄れていきます。

塗料の種類や環境に応じて寿命は変わりますが、フッ素塗料やシリコン塗料を使うことで、より長期間艶を楽しむことが可能です。

艶あり塗料はコストパフォーマンスと耐久性の面で優れている一方、艶なし塗料は自然で落ち着いた見た目が好まれます。

お客様の好みや住宅のデザイン、長期的なメンテナンスを考慮して選ぶと良いでしょう。

今回は、塗料の「艶あり・艶なし」について解説しました。

弊社では、お客様のご予算やご要望等をお伺いした上で、最適な塗料をご提供いたします。

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