【葛飾区柴又】外壁塗装・雨漏り修理・リフォームの株式会社眞友です。

本日は、陸屋根などの屋上に設置されている、脱気筒についてお話したいと思います。

脱気筒（だっきとう）とは？

脱気筒とは、防水層の下地に、抱え込んでしまった水分や水蒸気を、大気中に蒸散させるための出口になる筒のことです。

防水層の劣化を防ぐために重要なものです。

脱気筒は、屋上の真ん中に点々と設置されていて、一定の面積ごとに設置されています。

目地の凹みは排気経路として有利なため、特に屋上コンクリート下地の目地の部分に設置されています。

下記の写真のような建材です。

脱気筒の役割は？

屋上やベランダなどの下地は、雨・屋内の湿気・水分を含んでいるため、気温差や太陽の熱により水蒸気を発生し、この水蒸気が下地と防水層との間に発生すると、防水層の膨張・シワの原因になってしまいます。

防水層とコンクリートなどの下地の間に、雨・室内の湿気等で発生する水蒸気を外へ排気する必要があり、脱気筒にはその役割があります。

防水層が膨張するのは、シート防水だけでなく、ウレタン防水やＦＲＰ防水の密着工法で施工した際に起こる現象で、防水層の膨張を避けるため、通気層を通して、湿気を排気できる脱気装置が必要となります。

（脱気筒を設置は、手順通りでも防水層の膨れは起こる可能性があります。）

脱気筒の種類

一般的なものですとステンレス製になります。

ステンレス製は、通気工法や密着工法など、さまざまな工法に使用できます。

その他に、アルミ製と、塩化ビニール製の脱気筒があります。

屋上の防水工事等のメンテナンスの際に、脱気筒のメンテナンスも一緒にするのがおすすめです。

本日は、脱気筒について紹介しました。

防水工事・屋根工事等、お家のことで気になる箇所がございましたら、総合リフォームの眞友まで、お気軽にお問い合わせください。